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​こころもり  cocoromori

レパートリー紹介

この道

明日 平原綾香 

木綿のハンカチーフ

浜辺のうた

海へ来なさい (井上陽水)

いのちの歌

  てぃんさぐぬ花

黄昏のビギン

上を向いて歩こう

見上げてごらん夜の星を

ふるさと

びわ(童謡)
五番街のマリーへ 

花は咲く

アメイジンググレース

他、Satoko オリジナル曲

​など他多数。

こころもり

『にほんの唄』コンサート

 

えびはらなおみ(Vo.)

Satoko(Pf.)(Vo.)

 

世界に未来に伝えたい。

日本の新旧の名曲を厳選し、

こころもりがリリカルにファンタジックに楽しく。

聴く人の心の奥に伝わる

日本のスタンダード音楽をお届けします。

こころもりとは

全国でソロ活動を中心に活動する
シンガーソングライターSatokoと。
洋楽、ブラジル音楽を歌うボーカリスト

えびはらなおみで2017年の6月に

結成したピアノとボーカルのデュオユニット。

 

なぜこの『にほんの唄コンサート』というものを
始めることになったのか。

それはこの『びわ』という一曲の童謡から始まりました。

 

ある素晴らしいブラジル人ミュージシャンが来日したときに。
日本の唱歌や童謡がとても美しくて好きなんだと、

『ゆりかごの歌』を美しいギターアレンジで

弾き語りしてくれたのでした。

そんな彼に思わず私は『びわ』という歌があるからぜひ
知ってほしいと言い、彼に歌ってあげました。
 

このあまり日本では知られていない『びわ』という童謡。

私が幼稚園くらいのころに、母が好きな歌なんだと言って

口伝えで歌って教えてくれた歌です。

ブラジル人である彼はとても気に入ってくれました。

 

 

************

びわはやさしい木の実だから

だっこしあって熟れている

薄いトゲあるロバさんのお耳みたいな葉の陰に

 

びわは静かな木の実だから

お日にぬるんで熟れている

ママといただくヤギさんのお乳よりかもまだ甘く

 

***************

 

母が歌った歌詞はこうだったので、私は大人になるまで

ずっとびわの葉は短いビロードのような

トゲトゲの生えた葉っぱに隠れてなっている

果物だと思っていました。

実際見ると葉はつるつる。。。

本当のまどみちおさんが作った歌詞では

『薄い虹ある』と書かれていました。

母の教えてくれた歌詞は少し違っていたのです。

メロディも不思議な変拍子で歌っていて、

私はそのまま変拍子で歌っていますが、

実際はもっと素直なリズムの歌でした。

 

母の記憶のびわの歌は間違っていたかもしれないけれども、

私の中ではそれが本当のびわの歌で。

それを美しい声で歌ってくれた母の歌声を思い出すと、

それこそ飲んだことのないヤギさんのお乳の味がします。

 

その話をもともと公私ともに親交のあったSatokoさんに、

話したところ、ピアノを弾いて

私の不思議な編拍子のびわの歌に合わせてくれました。

その響きがとても私のイメージしていた、びわの歌にぴったりで。

まるで記憶の奥から音符の数々が小さな泡につつまれて
浮き上がってきて
記憶の表面で弾けて音が鳴るような。

忘れていたいろんなぬくもりや懐かしい音が

一緒によみがえってくるのでした。

 
日本の懐かしい歌は

日本語の美しさや、無駄のないシンプルなメロディ。

私たち日本人にとっての本当のサウダージがあります。

感謝と昔の日本の美しさへの思いをこめて

童謡や昔の歌謡曲を美しく新しく。
世界の人たちのスタンダードとなるように。
 

『こころもり cocoromori』にほんの唄コンサートを始めました。
 

ぜひみなさんと、このあたたかさをわかちあいたいです。

​文:えびはらなおみ

 

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